2021-04-19 第204回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
○参考人(金井利之君) 今回のCOVID―19対応では、国の方針非常に大事だと思うんですけれども、やはり結局国がいろいろ指示を出しても、それが様々な雨あられとなって自治体の方に行きますと、結果的には何をどう言われているのかよく分からないという事態になって現場が混乱しているということがありまして、国はまさにお金を措置するというのが基本的な仕事でありまして、それ以外については基本的には自治体が行うと。あとは
○参考人(金井利之君) 今回のCOVID―19対応では、国の方針非常に大事だと思うんですけれども、やはり結局国がいろいろ指示を出しても、それが様々な雨あられとなって自治体の方に行きますと、結果的には何をどう言われているのかよく分からないという事態になって現場が混乱しているということがありまして、国はまさにお金を措置するというのが基本的な仕事でありまして、それ以外については基本的には自治体が行うと。あとは
○参考人(金井利之君) 御質問ありがとうございます。 高橋先生はたしか北海道知事をやられていたので、自治体と呼ぶことに共感をいただき、誠に有り難いなというふうに思っております。 それで、しかし、アイデアは自治体にあるとしてもお金がない中で、国のメニューを自治体の目から見てニーズオリエンテッドに見詰めていって、それによって国の優先順位に従わないで自治体の方から取捨選択をしていくというのは非常に優れた
○参考人(金井利之君) ただいま御紹介いただきました東京大学の金井でございます。 今、大学ではオンライン授業が一般化しておりまして、先週、一年数か月ぶりに対面でゼミを開催したのですが、昨今の状況を見ますと、どうもまたオンラインの方に戻らざるを得ないような状況にあるということでございます。 そのような中、私のように余りエッセンシャルワーカーと思えない人間が本当にここに来ていいのだろうかというのが、
○参考人(金井利之君) まず、委員御質問の補完性の原理についてでございますけれども、私は、補完性の原理ということはむしろ正しく使うということが大事なのではないかというふうに思います。恐らく補完性の原理というのは、補完でよいというものを超えて、むしろ国は補完しなければならないという原理なのではないかというふうに思われるわけであります。つまり、国は自治体を補完しなければならない。その場合どのように補完しなければならないのかと
○参考人(金井利之君) トップの能力は大変重要であるということは委員御指摘のとおりではないかというふうに思います。 その上で地方自治制度を考える上では、トップが失敗したときにどのようにみんなで支え合うことができるのかということが一番重要なテーマなのではないかと。成功したトップを褒めたたえるということはこれは大変すばらしいことなわけでありますが、中には失敗することもあると。むしろ、チャレンジしていけば
○参考人(金井利之君) 東京大学の金井と申します。 本日はこのような意見を述べさせていただく機会を与えていただきまして誠にありがとうございます。 私は、大学で自治体行政学を教育及び研究している者でございます。そのような観点から、分権改革というのは大変重要なテーマとしてこれまでも勉強してきたところでございますけれども、またこのような形で新たな分権改革への動きがあるというのは大変興味深く、かつ期待を